私が介護福祉士の試験を受けたのは年齢が50代なかば近く、資格は一般的なヘルパー2級でした。
受験に必要な実務経験3年はとっくに超えていましたが、前年度は申し込みをしそびれてしまい受験できませんでした。

そう、そんなうっかりの私でも介護の国家資格である介護福祉士の資格試験に合格できたのです。

ここでは、同じようにヘルパー2級から介護福祉士を目指す方に向けて、受験のポイントなどを記事にしてみました。
介護福祉士の試験はちゃんと対策をすれば難しくありません。

勉強

受験資格の内容など制度の変更があったことで、条件的には合格しやすくなったのではと思います。
その理由などを説明したいと思います。

介護職にとって介護福祉士という資格は当たり前になる?

私が介護の仕事を始めたころの5~6年ほど前は介護福祉士というと「取れればいいけど無くてもいいかな・・・」という感じでした。
何故かと言うと国家資格で試験は難しそうだし、ちょっと雲の上(笑)の資格というイメージだったのです。
介護の仕事をするのにヘルパー2級で何の不自由もないし、何なら1級を取るのも有りかな・・・くらいな感じ。

それが国の介護制度も変わり、資格もヘルパー3級に続きヘルパー1,2級も廃止されるなどあり、平成19年の法改正「社会福祉士及び介護福祉士法」で新しい介護人材キャリアパスが固まりました。

国としては介護職のスタンダードを介護福祉士にもってきたいと言うところでしょうか。
介護職の中の介護福祉士の割合を5割にするのが当面の目標ということです。(平成23年1月 今後の介護人材養成の在り方に関する検討会報告・平成20年度の割合は3割強)

法改正の一番の特徴が今まで複雑だった介護福祉士への道がスッキリと一元化されたというところです。
それまでは養成施設で学んだ人、福祉系高校で学んだ人、それ以外の実務経験のみの人で国家資格を取得する方法が分かれていました。

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介護福祉士のメリットとは

介護福祉士の資格を得るとどんなメリットが有るか、それらを体験を交えながらあげていきます。

資格試験の勉強をするため何よりスキルアップにつながる。

試験勉強でなければ学ばなかったことなどがたくさんあり、ほんとうに勉強になります。
たとえば介護に関わる地域や社会での制度的なことなどは、より詳しく学ぶことが出来て良かったと思いました。
(結局学ばなかったのではなく、頭のなかに残っていなかったのですね(汗)

プロとしては、知っていなければいけないことが再確認できました。
ただし、試験が終わると再び頭のなかから去ってしまう(笑)ことも多く・・・年を感じてしまいます・・・。

転職や就職に有利になる

これからは持ってて当たり前の資格になるであろう介護福祉士という資格ですが、現在はやはり就職の時には有利になると思います。
その理由の一つには、資格を取得したことで専門的な知識を有していると判断されるからです。

キャリアアップにつながる

介護福祉士の資格をもつと、サービス提供責任者の仕事を行うことができます。仕事の幅を広げることにもつながりますね。

サービス提供責任者とは?仕事内容

「サービス提供責任者」は、介護保険法で定められた正式な職業名です。
訪問介護サービス施設に所属し、介護ヘルパー達をまとめ、介護サービス利用者側とのコミュニケーションを取る重要な役割を果たします。
現在では、 介護ヘルパー40名に対して、1名以上のサービス提供責任者が在籍していることが法律で定められています。
主な仕事は次のようなものです。

ケアマネージャーからの新規依頼受付
契約業務
初回サービス実施
訪問介護計画書の作成
担当者会議出席
ヘルパーのシフト作成・調整
利用者様・ご家族・ヘルパーからの相談業務
実績・モニタリング作成
利用者請求業務
利用者様宅 定期訪問
参考:サービス提供責任者の仕事内容/ケア資格ナビ

給料がアップする(ことも多い)

当時、私が一番うれしかったのがこれです(笑)

これは勤務先にもよると思いますが資格手当がつく職場も多いと思います。

私が資格を取った時に勤めていた会社は正社員に資格手当が1万5千円つきました!合格した甲斐があるというものです!
そして友人が勤めていた会社は社員に5千円。毎月のことなので大きいです!
年間にして数万円から10万円以上の収入増!

介護福祉士の資格を最短で取るには

こんなメリットだらけの資格ですが、最短で資格を得るにはどんな方法があるのか・・・。
具体的にいろいろ調べてみましたのでご紹介します。

ヘルパー2級を持っている場合に介護福祉士受験資格を得るには、以前は実務経験3年以上のみで受験が出来ました。
それが現在は実務経験3年以上+実務者研修を受けることが必要です。

28年度(第29回試験)から介護スクールなどの養成施設などで受ける「実務者研修」を修了していることが必要になりました。

受講期間は6ヶ月です。

実務者研修とはどんな研修?

実務者研修の内容

合計450時間のカリキュラム(自宅学習+通学 )

人間の尊厳と自立・・・5時間
社会の理解Ⅰ・Ⅱ・・・35時間
介護の基本Ⅰ・Ⅱ・・・30時間
コミュニケーション技術・・・20時間
生活支援技術Ⅰ・Ⅱ・・・50時間
介護過程Ⅰ・Ⅱ・・・45時間
介護過程Ⅲ(スクーリング)・・・45時間
発達と老化の理解Ⅰ・Ⅱ・・・30時間
認知症の理解Ⅰ・Ⅱ・・・30時間
障がいの理解Ⅰ・Ⅱ・・・30時間
こころとからだのしくみⅠ・Ⅱ・・・80時間
医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)・・・50時間
医療的ケア・演習

実務者研修を受講すると介護福祉士受験の際、実技試験は免除される

介護福祉士の受験資格に実務者研修受講が必須になり、大変な部分もあるとは思いますが、一つ良いことが有ります!
それは実務者研修を受けることで、実技試験は受けなくても良くなったのです。
この条件の変更は合格率アップにつながるのではないかと思いました!

ヘルパー2級の私が介護福祉士の試験を受けた年はまだ実務経験3年以上で受験できましたが、筆記試験と実技試験両方合格しないとダメでした。
筆記試験に合格しないと、実技試験は受けられません。

ただし、実技試験を免除される要件というのがあって、事前にスクールなどで有料で開催されている実技講習を自分で申し込み、受講します。
それには費用が5万円~位かかり、6日ほどの通学が必要でした。

実技講習を受けると筆記試験さえ受かればもう合格なので、友人で講習を受ける人も多かったです。
私は費用と通学時間の確保の問題も有り、実技講習は受けず、実技試験に挑みました!

結果、合格したから良いようなものの、もし不合格だったら講習を受けなかったことを後悔したかもしれません・・・。

なので実技試験が自動的に免除になる実務者研修受講というシステムはとても良いと思いました。

ヘルパー2級所持者が受講すべき必要時間

実務者研修は450時間となっていますが、すでに取得している資格に応じて受講期間が免除されることになっています。

必要な受講時間は次のとおりとなっていて、これを見るとヘルパー2級(訪問介護員研修2級)取得者は130時間免除となっていて、320時間受講すればいいことになっています。
無資格・・・450時間
訪問介護員研修1級・・・95時間
訪問介護員研修2級・・・320時間
訪問介護員研修3級・・・420時間
介護職員基礎研修・・・50時間
介護職員初任者研修・・・320時間

ちなみに免除されるカリキュラムは次の130時間です。
人間の尊厳と自立・・・5時間
社会の理解Ⅰ・・・5時間
介護の基本Ⅰ・Ⅱ・・・30時間
生活支援技術Ⅰ・Ⅱ・・・50時間
介護過程Ⅰ・・・20時間
こころとからだのしくみⅠ・・・20時間

費用はどのくらいかかるか

実務者研修を行っているスクールをいくつか見てみましたが、ヘルパー2級取得者が受講する講座は7万円台から14万円くらいまで結構開きがありました。
キャンペーンなどを行っているところなどもあります。「地域+実務者研修」で検索してみるといいと思います。

今ヘルパー2級を持っている人が最短で介護福祉士受験をするには

今ヘルパー2級を持ち、介護の仕事をしている人が介護福祉士になりたい場合のステップとチェックポイントを書いてみます。

ベッドに寝かせる

申し込みから受験まで、直近の介護福祉士試験はいつ?

一番直近の介護福祉士試験は28年度(第29回試験)
平成29年1月29日(日)、実技試験3月5日(日)
合格発表:3月28日(火)です。(申し込みはすでに締め切られています)

そして、これから申し込みして受けられる直近の介護福祉士試験は、平成30年1月下旬(予定)となります。

まず、試験実施年度の3月31日までの期間に、受験できる一つ目の条件である「実務経験3年以上」が満たされているか(満たされる予定か)チェックします。この実務経験3年以上というのは更に細かく規定があって、1095日以上でかつ従事日数が540日以上なくてはなりません。

平成30年3月31日までに実務経験3年(1095日以上でかつ従事日数が540日以上)以上になるかチェックする。

この条件に当てはまる場合、次の実務者研修の予定を立てましょう。
二つ目の条件である実務者研修が試験実施前年末までに修了していることが必要です。

最遅でも平成29年12月31日までに、実務者研修が修了していないとなりません。
実務者研修が修了まで6か月かかることを見越して、平成29年明けたら、さっそくスクールを探します。

遅くとも平成29年春までには実務者研修を開始する。
平成29年7月上旬以降に公開予定の『受験の手引』を公益財団法人社会福祉振興・試験センターのHPから請求する(郵便でも請求できます)
実務経験の証明のための書類を勤務した事業所に請求する。
その他各種書類を揃える。
受験の手引をよく読み、申込期間内に申込書類を送付する。(予定では平成29年8月上旬から9月上旬)

この申込の各種書類を揃えるのに結構手間がかかります。
取り寄せる証明書類については、早めにとりかかることをおすすめします。

なお、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのHP内の「介護福祉士国家試験」の項目は必ず良く読んで下さい。

筆記試験についてと、おすすめの過去問集

まず試験科目が11科目ありますが、すべての科目に点数がないと合格できません。1科目でも0点があると不合格です。

試験勉強については過去問集を購入してコツコツ解いていくのが王道でしょうか・・・。
私の場合は勤務していた会社の試験対策講習に参加したり、やはり過去問を購入し解いたりしました。
過去問は解説付きのものを購入し、解説を読んで理解しながら解いていきます。最低3回は解きなさいと講師の方に言われました。
「社会の理解」の問題はけっこう難しいと思います。0点だけはとらないようにしっかり勉強しておきましょう。

おすすめはこちらの過去問です。

実際に購入してみて、評判通り分かりやすかったです。
3年分の過去問が解説付きで載っています。1年分120問なので360問!
それを3回以上解くことがよく推奨されています。私も試験対策講座の講師に言われました。

試験勉強

ガンバって1080問、解いて解いて解きまくってゼッタイ合格しましょう~!
(あくまでもこれだけやれば、ということであって、これだけやらなければ合格は難しい~というわけではありません・・・!現に私もそんなに・・・)
購入するときは、その時の最新版を購入しましょう!毎年4~5月に最新の物が発売されるようです。
発売されたら早めに購入して、ぜひぜひ計画的に勉強していきましょうね!

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